巨人に電撃移籍の中田がさっそく打撃練習 41スイング中柵越え8本

田中のユニホームを借りて練習に臨んだ中田

持ち味のパンチ力は健在だ。日本ハムから巨人に電撃移籍した中田翔内野手(32)が20日に、東京ドームで行われるDeNA戦前の練習に参加した。

この日の午前10時に入団が発表されると、わずか1時間後には都内の球団事務所で会見を行った中田。するとさらに3時間後の14時には、古巣の後輩・田中のユニホームを借りてグラウンドに姿を現し、チームに即合流となった。

神妙な面持ちで淡々とアップを済ませた中田だったが、田中と同様に古巣の後輩である石川や、同級生の丸、小林、原監督や元木ヘッドコーチなど首脳陣と言葉を交わすと、心なしか表情の硬さも抜けていった。

練習途中に手元に届いた背番号「10」の練習着に袖を通して行ったフリー打撃では、左右の打撃投手から計41スイングし、柵越えは8本と上々の内容を披露。同日解除されたこの日までの出場停止処分の期間は、自主的なトレーニング以外は行えていなかったものの、持ち前のパワーをアピールした。

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