糸魚川市民限定の特別企画「夏休み親子雪月花ツアー」が１８、１９日の２日間にわたり行われた。えちごトキめき鉄道の人気リゾート列車「雪月花」の特別便が糸魚川・えちご押上ひすい海岸駅―直江津駅間で各日２便、計４便運行され、親子連れら約１００人が地元で豪華列車の旅を楽しんだ。
同ツアーはコロナ禍で遠出のできない市内の子どもたちに、外出の機会創出と夏休みの思い出づくり、鉄道への愛着形成、利用促進を図る目的で実施。市内在住の高校生以下の子どもとその同伴者を参加対象にした。
各便２５人、計１００人を募集、定員を超える人気を集めて抽選になった。急きょ２４日に２便・５０人を追加した。
初日の１８日は午前、午後の２便を運行。午前の参加者は往路、午後の参加者は復路に普通列車を利用し、片道区間を「雪月花」に乗車した。車内では地元業者によるツアー限定弁当が提供され、直江津駅では直江津Ｄ５１レールパークを見学した。
内孫３人を連れて参加した同市大野の女性（６４）は「自分も楽しめた。コロナでどこも行けない中、良い夏休みプレゼントになった」と笑顔。糸魚川小５年の男子児童は「前と後ろの車両で景色も配置も色も全部違って楽しかった。とてもきれいだった」などと目を輝かせた。
