和歌山県は20日、県内で90人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。19日の84人に続き、2日連続で過去最多を更新。入院者は425人で、2日連続で最多となり、病床数を35床増やし550床とした。近く、さらに増床予定という。
保健所管内別の感染者数は和歌山市44人、田辺17人、岩出7人、新宮と湯浅、橋本は各4人、御坊と海南は各3人、県外4人。
クラスター（感染者集団）を新たに2件認定し、累計は74件となった。
田辺市湊のバー「NEXT DOOR（ネクスト ドア）」では、20日発表の3人を含め、経営者や従業員、来店客計11人の感染が判明した。県は10～15日に来店した人は、速やかに最寄りの保健所に連絡するよう求めている。
和歌山市新生町の「古梅記念病院」では、新たに18人の感染が判明。これまでと合わせ、医師ら職員7人と、40代～100代の入院患者15人の計22人のクラスターとなった。
直近1週間の人口10万人当たり感染者数は47.4人で、4日連続で過去最多を更新した。
また、和歌山市在住の90代女性の死亡が20日に確認された。ワクチンを2回接種した人の死亡例は県内初という。
