パラ集火式でも通常運転 サンド富澤がランタン手に「かじっていい?」 伊達もボケ倒す

ランタンの灯を運ぶ伊達(左)と富澤

東京パラリンピック(24日開幕)の聖火リレー集火式が20日、東京・元赤坂の迎賓館で行われ、47都道府県とパラ発祥の地・英国ストークマンデビルで採火された炎が一つにまとめられた。

式典には菅義偉首相、小池百合子都知事、大会組織委の橋本聖子会長らの要人に加え、聖火リレー公式アンバサダーを務める女優・石原さとみ、五輪柔道3連覇の野村忠宏氏らが登場。豪華な顔触れとなったが、話題をかっさらったのはお笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)だった。

この日は新型コロナウイルス対策として関係者のみ。やや厳かなムードとなったが、サンドウィッチマンは序盤からボケを連発。終盤になるにつれ、その勢いは増していった。

活動を通した感想を問われた伊達は「みんなで会おうねって言っていたんですが、なかなかプライベートで時間がなくて。今日以降、集まる時間はないんですよね?」と周囲へ話を振った後に「もしよろしければ、この後、打ち上げ行きませんか?」とひと言。

“打ち上げ”と言えば、五輪閉幕後の9日未明にテレビ朝日社員が都内カラオケ店で打ち上げの宴会を開き、女性が転落した騒動があったばかり。すかさず隣の富澤は「ダメだっつーの。問題になってるだろ!」と突っ込んで笑わせた。

富澤も負けてはない。聖火のランタンを手に「いとおしいので、かじっていいですか?」とボケ。金メダルをかじって大問題になった河村たかし名古屋市長を揶揄するなど、最後まで“サンドワールド”全開だった。

サンドは7月23日に行われた東京五輪開会式を伝える番組の中でも「辞任・解任した人を勢揃いさせ、その炎上の炎を聖火台へ」(富澤)とブラックジョーク。その後、NHKから怒られたそうだが、この日は大丈夫だったのだろうか…。

ネット上では「通常運転で安心した」「さすがの安定感」など、物怖じしない2人に称賛の声が上がっている。

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