巨人首位奪取ならず…ウィーラーの打順変更実らず原監督「イマイチ」

ウィーラーの打順変更に巨人・原監督は…

巨人は20日のDeNA戦(東京ドーム)に1―6の逆転負けを喫し、4月1日以来の首位浮上はならなかった。

2回に中島の適時打で先制したが、その後はゼロ行進となり、6回以降は安打も出なかった。勝てば勝率で首位阪神を上回ることができたが、それもかなわず、原辰徳監督は「(得点圏で)もう1本も2本も必要だと思うよ、今日はね。しかし、打線が活発にならないとね」と苦言を呈した。

中でもブレーキぎみなのが、5番からこの日は7番でスタメン出場したウィーラーだ。先制してなお無死一、二塁で遊ゴロ併殺、4回も二死一、二塁で遊ゴロに倒れ、3打数無安打で終わった。指揮官は「(打順が)下がった人がイマイチだったな」と苦笑いで、元木ヘッドコーチも「後半戦(勢いが)止まっちゃってるよね。ヒットは出ているけど打点がない(2打点)」と奮起を促した。

前半戦はコロナ陽性判定を受けて復帰した後も好調を維持し、攻守に渡るハッスルプレーでチームを鼓舞した。元木ヘッドは「ウィーラーも何とかしようと思って打席に立っている」とフォローも忘れなかったが、逆転Vへ勝負強さを取り戻したいところだ。

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