小泉環境相 菅氏は「既得権益と戦う人」 自民総裁選で再選支持

小泉進次郎環境相(資料写真)

 小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は20日の閣議後会見で、菅義偉首相(自民党総裁、2区)の9月30日の任期満了に伴う総裁選について「総理は既得権益と戦う方。その良さを多くの人に感じてもらえる機会にしてもらいたい」とエールを送った。小泉氏は3月下旬の神奈川新聞社のインタビューで、首相が再選出馬した際は「全力でお支えする」と明言しており、改めて支持を表明した格好だ。

 小泉氏は2050年までの脱炭素化の目標は「政府や党の抵抗がある中、総理のぶれないリーダーシップがなければ絶対できなかった」と強調。新型コロナウイルス対策についてはワクチン接種が進んでいると評価した上で「残念ながら、総理が先手を打っていると(国民には)映っていない。果断に打ち出してほしい」と述べた。

 総裁選を巡っては、首相のほか、下村博文政調会長や高市早苗前総務相が出馬に意欲を示している。

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