沖縄コロナ743人、3日連続700人超す 療養最多6728人「新たな波」(8月21日朝)

 県は20日、10歳未満から90代以上まで743人の新型コロナウイルス感染を確認した。19日から25人減少したが、3日連続で700人超えとなり、先週金曜日と比べると22人増加した。県が公表する警戒レベルの判断指標では、療養者数が6728人、直近1週間の新規感染者数が4708人で最多を更新した。重症者数は24人、自宅療養者数は2471人、入院・療養等調整中は3042人で、いずれも過去最多となった。

 新規感染者のうち推定感染経路が判明したのは351人。内訳は家庭内212人、友人・知人43人、職場内42人、施設内27人、飲食・会食7人、その他20人。県の糸数公医療技監は「飲食店での感染が続き、新たな波がきている。県民の行動が抑制されていない」と述べた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は321.21人で全国最多。

 米軍関係では30人の陽性が確認された。キャンプ・コートニー9人、嘉手納基地6人、牧港補給地区4人、キャンプ・ハンセン3人、キャンプ・瑞慶覧とキャンプ・シュワブでいずれも2人、トリイ通信施設1人、不明が3人だった。 
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