ゴリさん「免疫力で闘って」と言われて…感染入院「死を感じた」 玉城知事と対談

 ガレッジセールのゴリさんは20日、玉城デニー知事とオンラインで対談し、自身が新型コロナウイルスに感染して入院した体験を伝えた。「感染してしまうと自己責任で終わらない。他の人の時間や人生も巻き込んでしまう」と感染対策を呼び掛けた。

 入院は4月。ゴリさんは「自分はかからないだろう、重症化しないだろうと思っていた」と語る。陽性が分かると「罪悪感が押し寄せた。接触した人にうつって重症化し、命に関わる事になってしまったら」と考え、恐怖で震えたという。

 当初は自宅療養だったが悪化して入院した際、医師から「せき止めや解熱剤はあるがコロナを治す薬はない。自分の免疫力で闘ってください」と言われたと明かした。感染から1週間以上たって、せきがひどくなったと説明。息がしづらくなり「酸素が吸えないと死を感じる。1日がとても長く苦しい。精神的にも不安定になる」と述べた。

 自身の濃厚接触者となった家族について「子どもたちも学校に通えなかった。『パパ大丈夫だよ』と言ってくれるが、申し訳ない気持ちだ」と語った。

 玉城知事は「1人1人がマスクを着け、密を避けるなど普段の生活をしっかりしながら、きちんとした情報を得て、若い人にもワクチンを受けてほしい」と話した。

 
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