阪神・ロハス 左で!右で!来日初の猛打賞「自分の中でいいリズムも出てきている」

ようやく実力を発揮し始めた阪神・ロハス

阪神は21日の中日戦(バンテリン)に2―6で敗れ、痛恨の3連敗。だが、助っ人のロハス・ジュニア外野手(31)は来日初となる3安打猛打賞と気を吐いた。

スイッチヒッターの昨季の韓国二冠王は、2回、4回と左打席で中日先発・ロドリゲスから2打席連続で左中間二塁打を放つと、続く6回には竜の中継ぎ左腕・福に対しては右打席で左前打。3安打の固め打ちとなった。いまだ打率は1割台ながらも、13日の公式戦再開後は5試合連続安打。「左でも、右でもタイミングが取れているし、自分の中でいいリズムも出てきているし、悪くないよ」と、状態を上げてきている。

それでもホッとひと息つける立場ではない。〝主戦〟のマルテは五輪開催中に一時帰国していたが、現在は再来日し、二軍で実戦感覚を整えている。外国人枠の関係で、ロハスはいつ出場登録を外れてもおかしくはない状況だ。矢野燿大監督(52)も「みんなが競争やからね。そういう気持ちが結果につながっているのはいいこと」と、さらにインパクトある貢献を期待していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社