広場や遊具はあるけれど… 利用者減少の真鶴・荒井城址公園 町がアイデア募集

滑り台やブランコなどの遊具がある荒井城址公園=真鶴町真鶴

 誰もが使いやすい公園づくりを目指し、神奈川県真鶴町は荒井城址公園(同町真鶴)の新たな利活用案を募集している。町民から集めた課題点などを町のホームページ(HP)で公開し、2021年度中に実行可能なアイデアを求めている。

 同公園は町内唯一の都市公園で、1987年2月に開園。敷地面積約2万2千平方メートルに滑り台などの遊具がある自由広場と、木々が茂るピクニック広場、竹林などが整備されている。

 しかし、町政策推進課によると、町民から「木や建物による死角が多く子どもを遊ばせるのに不安」「駐車場が少なく不便」などの声が上がるなど、近年、利用者は少ないという。

 町は2021年度から同公園を含む12カ所の公園や広場の在り方を▽ゼロベースで検討▽オープンデータを活用▽できることから着手─の三つの方針の下、検討。町民主体で問題点や解決策を探る「公園探検」や意見会を開いている。

 町は今回、予算50万円で実現できる具体的な利活用案を募集している。応募は、提案を実行できる団体や企業、個人が対象。募集は9月6日まで。申請書類は町HPか同課で配布している。問い合わせは同課電話0465(68)1131。

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