沖縄の自宅療養者2541人で最多 ドミトリーでクラスターも

 21日の県内の新型コロナウイルス感染者数は678人で、15日からの1週間合計は4634人となった。前週(8~14日)の4081より1.1倍多く、増加率は鈍っているものの、依然として流行拡大が続いている。21日の療養者数のうち自宅療養者は2541人で過去最多を更新。県は同日、北部保健所管内のドミトリーで新たなクラスターが発生したことも発表した。

 感染者678人の年代別は20代147人、10代110人、40代104人、30代102人など。40代以下が計538人(79.4%)で、これらの年代が8割を占める日が続いている。70代以上の高齢者は23人と3.3%だった。

 新たなクラスターとなった北部保健所管内のドミトリーでは、今月2~8日にかけて10~40代の計12人の感染が確認され、うち5人がスタッフ、7人が県外在住者を含む利用客だった。ドミトリーは共用部分が多く、マスクなしの会食で感染が広がったとみられるという。県内のクラスターの累計は303例となった。

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