『日本沈没』日本の未曾有の危機にレジェンド俳優たちが集結!

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TBSで10月期に放送する日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(毎週日曜よる9時)。原作は1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。刊行の翌年にはTBSでテレビドラマ化され、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画など様々なかたちで語り継がれてきた。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えて新たにお届けする今作は、原作でも描かれている「環境問題」を、2021年バージョンとして今に照らし合わせて鮮明に描き出す。

さらに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描いていく。

撮影は今年の春にすでに終了している本作。このたび、小栗旬演じる主人公・天海啓示に多大な影響を与える重要な役どころを担う、強力な追加キャストを発表する。

内閣官房長官で、“日本未来推進会議”の指揮をとる長沼周也(ながぬま・しゅうや)を演じるのは、杉本哲太。杉本は2009年の『東京DOGS』(CX)、2017年の『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』(CX)で小栗と共演している。そんな彼らの今回の舞台は霞が関。共演を重ねてきたからこその、息の合った演技にも注目していただきたい。

そして、天海が東山総理(仲村トオル)に近づくために会いに行くのが、風間杜夫演じる生島誠(いくしま・まこと)。日本が世界に誇る自動車会社「生島自動車」会長兼経団連会長で、政財界からも尊敬される知識人であり、政治家に最も顔が利く経済人だ。常盤紘一(松山ケンイチ)を昔から可愛がっていて、彼に紹介されて出会った天海にも好感を示す。

風間がTBSドラマに出演するのは、2019年の金曜ドラマ『インハンド』以来2年ぶり。また、小栗との共演は2018年のNHK大河ドラマ『⻄郷どん』以来3年ぶりとなる。

また、石橋蓮司が副総理の里城弦(さとしろ・げん)を演じる。これまで数々の作品に出演してきた石橋だが、TBS日曜劇場への出演は今作が初めて。また、小栗との共演は2018年のNHK大河ドラマ『⻄郷どん』以来3年ぶりとなる。コミカルな役からシリアスな役まで演じてきた石橋が今回演じるのは、何よりも日本の主張と利益を最優先する生粋の国粋主義者。与党の最大派閥を率いる守旧派勢力のドンであり副総理の里城には、弱小派閥出身の東山総理も逆らえない。そんな里城は、天海の前に立ちはだかる最も大きな壁となっていく。

今作では、大御所たちと若き官僚たちの権力闘争も必見。

国の危機を前に、彼らは天海にとって、日本にとって、味方となるのか敵となるのか・・・。

小栗率いる日本を代表する俳優たちの演技の掛け合いにも注目しご覧いただきたい。

どんな状況でも、あきらめない人がいる。

周囲の意見に惑わされず、信念を貫く人がいる。

私たちは信じている。

この国には、そんな熱のある人が残っていると。

国民を守るためにあらゆる手を使い、戦い続ける勇気のある人がいると。

これは、国家の危機に瀕してもなお、一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たちの物語である。

オリジナルの登場人物でお届けする10月スタートの日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』。今の時代だからこそ、諦めずに未来を信じ続けた者たちの究極の人間ドラマに期待だ。

■コメント

<杉本哲太>

今回、総理の右腕となるべき内閣官房長官役を演じさせていただきました。

若い官僚たちを見守りながらも翻弄されていく役です。

私的なところですが、「日本沈没」といえば小学生の時に映画館で観た映像が今でもはっきり頭の中に残っています。映画を観たあと小学生なりに、もしこういう状況になったらどうしよう、どこに逃げれば自分の身を守れるか、などつい自分のことばかり考えてしまい、そのあと母に対しもの凄く申し訳ない気持ちになったことを思い出しました。

この時代何が起きてもおかしくない中で、このドラマを通して、極限の状態の時、人は何ができるのか? 自分だけではなくどこまで他の人たちに思いを巡らせて行動できるのか? ということを改めて考えさせられました。

<風間杜夫>

今回、『日本沈没―希望のひと―』に出演のお誘いをいただいて、脚本の骨格を知れば知るほど、僕自身の背筋を正す思いがしている。東日本大震災から、いま日本が置かれている状況にまでも仮想を導いて、これほどのリアリティを持って真正面から描こうとする作品があるだろうか。非常時に人間のあるべき姿を、社会に示唆して恐れない。俳優として、僕も何かひとつ大事な役割を果たしたような気がする。

<石橋蓮司>

今回のドラマの役柄においては、この過酷なコロナ禍の中で、政治家の皆さんが専門家との確執を抱えながら、政治的判断を下していく姿が色々参考になりました。

要するに、楽観主義・自己保身・決断の遅れは、大惨事を招くということです。

<プロデュース・東仲恵吾>

『日本沈没』で、政財界の実質トップとして非常に重たい最終決定を下していく役どころを、レジェンド俳優である方々に演じていただきました。

杉本哲太さんは、“頼りたくなる、相談したくなる”、そういう包容力のある人柄が若手たちを取りまとめる役柄にマッチしていると思い、お願いしました。

風間杜夫さんは、様々な困難を的確に導く財界のトップという役どころを考えた際に、優しい笑顔の中で常に眼光鋭く見渡している印象があり、オファーしました。

そして、石橋蓮司さんは、主人公がかわいそうになるくらい強大な存在の役を演じていただいたのですが、これは唯一無二の存在感と圧倒的な威圧感をお持ちの石橋さんしかいないと思い、ご出演いただきました。レジェンドたちの重厚感があり、魂のこもった“迫真の芝居”を是非お楽しみください!

■あらすじ

2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。さらに官房長官の長沼周也(杉本哲太)が、東山が“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていた。目的達成のために強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとする。さらには、両者に顔が利く「生島自動車」会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい、近づいていく。

そんな折、ある週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面する。しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。

そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。

一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する・・・。

■登場人物紹介(本リリース発表分)

○長沼 周也(52)・・・杉本哲太

内閣官房長官。

無派閥の東山総理を、総理大臣になる前から懸命にサポート。里城を中心とした党の重鎮たちからの支持を取り付けたという自負がある。東山肝いりの“日本未来推進会議”のメンバーを集め、日本の未来のために邁進。総理としては若手である東山総理のサポート役である一方で、政界のドンである里城からの信頼も厚く、バランスの取れた人物である。天海、常盤と共に田所のところへ出向き関東沈没説について調べる。

○生島 誠(65)・・・風間杜夫

「生島自動車」会長。

日本が世界に誇るトップ企業「生島自動車」の会長。経団連会長も務める。政財界から尊敬される知識人でもあり、政治家に最も顔が利く経済人。昔から常盤の父親と親交が深く、常盤を可愛がっている。東山の志を支持し、強気に出られない東山の背中を押すべく“日本未来推進会議”の発足を提案した。野心に満ち溢れている天海に興味を示しながらも、その野心が故の危うさを危惧する。

○里城 弦(70)・・・石橋蓮司

副総理兼財務大臣。

与党の最大派閥を率いる守旧派勢力のドン。主要閣僚を歴任し、財界にも顔が広く、経団連会長の生島とも定期的に意見交換をしている。日本の産業界を発展させるためには、大企業においてある程度の優遇を与えることは当然との考えを持ち、理想や改革を重視するリベラル志向の東山総理とは対極の思考にある。田所の関東沈没説を推す天海の前に立ちはだかる。

■番組概要

[タイトル] 日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』

[放送日時] 10月スタート 毎週日曜よる9:00~9:54

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