2年ぶりにレアル・マドリーに戻ってきたギャレス・ベイル。彼にとって今季が契約最終年になる。
そのベイルが答えた『Guardian』の一問一答がなかなか面白かった。
ギャレス・ベイル(レアル・マドリーFW)
「(最も怖いものは?)
最高の自分になれないこと。サッカーでも人生でも」
「(最も大切な所有物は?)
我がローイングマシン(トレーニング機器)。オフシーズンの間、フィットネスを整えたり、精神面もシャープに保ってくれる」
「(あなたを不幸にするものは?)
何もない。人生は自分で作るものさ。どんな状況でもいいことは必ず見つけられる」
「(あなたの人生を映画化するなら、あなたを演じるのは誰?)
誰にも僕を演じてほしくないね」
「(好きな言葉は?)
『スイッチを入れる時間だ』というフレーズが好きだね。
たった数個の言葉でこんなにも多くのことが言えるのは驚きさ。
この言葉を聞くたび、試合の顔になる時が来たと感じるよ」
「(人生を変えた本は?)
世界的に有名なスポーツ心理学者であるダン・エイブラハムズの『Soccer Tough』だね。
彼の本は、最高のプレッシャーと最強の相手と対峙した時にパフォーマンスを発揮する能力は誰もが持っていることを説明してくれている。それはただ解き放つ必要があるというものさ」
「(子供の頃、何になりたかった?)
ただ単に自分のポテンシャルを開花させたかっただけだね」
「(リラックス法は?)
ゴルフをしたり、家で友達や愛する人と一緒にいること。プロサッカー選手であることのプレッシャーを考えれば、シンプルさにリラックスを感じる」
「(他人から言われた最悪のことは?)
僕は実力不足で、今の地位にふわさしくないと言われた。
サッカーでも人生でも、立ち直る力を持ち、自分を信じる力を役立てなきゃいけないよ」
「(与えるのと受け取るのはどちらがいい?)
どちらも同じようにやりがいがある」
「(最も罪悪感のある楽しみは?)
(ゴルフの)PGAツアーを夜遅くまで見ることだね。ゴルフを見るのは大好き。
最も刺激を受けるのは、ものすごいプレッシャーのなかでトップ選手がどうやってパフォーマンスをするか。特にミスの差やいいショットと悪いショットの違いが非常に小さいスポーツでね」
「(過去を変えられるとしたら何を変える?)
何も。過去がなければ、今の僕はないからね」
「(あなたの最大の功績は?)
自分の子供たちが成長し、人生の単純な喜びを楽しんでいる姿を見る時の誇りや達成感に勝るものはない」
「(夜眠れない時はある?)
とてもよく眠れているよ。 どれだけ自分をケアしているか、どれだけ尽くしているか、常にベストを尽くそうとしていることが分かっていれば、眠れないことはない。 ピッチ上でも、国際的な舞台で自分の国を牽引する時も、自宅でもね」
「(自分のことをどのように記憶されたい?)
僕が本当に気にするのは、自分に対する自分自身の評価と家族や友人の意見だけだ。それ以外は雑音に過ぎない」
「(人生で学んだ最も大事な教訓は?)
常に充電する時間をとること。空っぽのグラスから注ぐことはできないからね」
【写真】「レアル・マドリー、もっとチャンスを与えてよかった12人の選手」
レアルではかなりの批判も受けてきたベイルだが、メンタル面はもはや達観しているようにも思える…。