育てた昆虫でバトル、「世界最強」カブトムシも 横須賀

カブトムシの熱戦を見つめる飼い主の子どもたち

 子どもたちが自宅で育てているカブトムシやクワガタムシを対戦させる「昆虫王者決定戦」が21日、横須賀市神明町の市立公園「くりはま花の国」で開かれた。新型コロナウイルスの感染予防策をしながら、熱いバトルが繰り広げられた。

 雄のカブトムシとクワガタムシの2部門に分かれ、王者を競った。切り株を土俵に見立て、対戦相手を裏返しにするか切り株の外に出したら勝ちになる。

 13匹が出場したカブトムシ部門では、対決を避けて外に出る“穏健派”が続出。そんな中、大柄で「世界最強のカブトムシ」と称される東南アジア産のコーカサスオオカブトが頂点に立った。

 飼い主の中学生(神明中1年)は「ずっと欲しくて、先月やっと手に入れた。今は子どもの幼虫も育てているので楽しみ」と満足そう。10匹が競ったクワガタムシ部門は、根岸小5年の児童のスマトラオオヒラタクワガタが優勝した。

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