Duolingoと松本杏奈さん、高校生に「留学応援キャンペーン」開催中 9月2日まで

無料語学アプリ「Duolingo」やオンライン英語能力テスト「Duolingo English Test」を運営するDuolingo Inc.は、2021年8月19日より「Duolingo English Test留学生応援キャンペーン」を開始した。様々な理由で英語能力検定が受けられず海外留学を断念せざるを得ない状況にある高校生を対象に「Duolingo English Test」の無料受験資格(1回)とノートPC(Lenovo Yoga Slim 750 Carbon)を10名にプレゼントする。

「Duolingo English Test」はオンライン完結型の英語能力検定サービス。自宅のPCを使って1時間で4技能を受験できる。試験結果はコロンビア大学、マギル大学、ニューヨーク大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、イェール大学など、全世界で3,000以上の教育機関が入学時の英語能力認定として導入。日本でも名古屋大学、テンプル大学が入学時の英語能力証明としてスコアを認定している。受験料は49ドルで、大学へのテストの結果送付に追加費用が掛からず、何校でも送付することができる。

今回のキャンペーンは、「Duolingo English Test」を徳島県の自宅で受験して複数の大学に合格した松本杏奈さんの熱意によって生まれた。

松本さんは高校2年生から海外の大学へ進学したいという夢を抱き、様々な英語技能検定を受けてきた。しかし、長い試験時間と、地元に試験会場が無く移動や宿泊に費用がかかってしまうことに大きな負担を感じていたという。大学への出願締切が迫るなかで出合ったのが、自宅のPCを使って1時間で受験でき、追加費用なしで複数の大学に送付できる「Duolingo English Test」だった。松本さんは複数の大学に合格し、現在はスタンフォード大学に進学している。

松本さんは自身の経験から、Duolingoに「同じような環境的要因によって海外留学に挑戦したくてもできない学生がいるのではないか、いるのであればサポートをしたい」と訴え、ミッションに「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発すること」を掲げる同社がこれに共感。テストを受けることに困難を抱えている、あるいはそもそも自分のパソコンを持っていないためオンライン試験を受けることができない学生たちを応援するため、レノボ・ジャパン合同会社と協力し、パソコンとDuolingo English Testの無料受験資格を提供するキャンペーンを行うことを決めた。

キャンペーンの応募資格は「応募時に日本国内在住、海外留学を希望、PCが必要、保護者の同意が得られる」という条件にすべて当てはまる高校生。受付期間は2021年8月19日(木)~9月2日(木)23:59。キャンペーンサイトの応募フォームから必要事項を記入して応募する。結果は9月9日(木)中に発表予定。

キャンペーンにあたり、松本杏奈さんは「高校時代、私は徳島県の自宅からパソコンを開いて世界と繋がりました。そしてテストを受けて、世界に飛び立つ切符を得ました。そんな切符を、もっと沢山の人に掴んで欲しい。1台のパソコンがあれば、テストが受けられる。テストが受けられたら、道が開ける。1人が変われば、世界も変わる。そう信じています。」とコメントを寄せている。

参考:Duolingo English Test留学応援キャンペーン

© 大学ジャーナルオンライン