毒カクテルから守ろう“スズメバチ”被害増加「襲われない方法」「刺されたら」専門家解説

子どもたちの夏休みも終わり、空の雲も何だか秋めいてきましたね。

意外かもしれませんが、これから増加するのが"ハチに刺される被害"なんです。

ハチの種類や刺された箇所にもよりますが、場合によっては命にかかわることも…。
知らない間に家の軒先に「ハチの巣が!」なんてこともありますよね。

これからの季節どのように身を守ればよいのでしょうか?
いざという時に役に立つ専門家の解説とともに「刺されない工夫」と「刺された時の対処法」を紹介します!

真夏より活発になる秋のスズメバチ

ハチの中でも大型で攻撃性の高いスズメバチ。
札幌市によると、毎年7~9月にかけ被害が集中し、なかでも8月は20件以上に上ることも…

なぜこの時期に集中するのでしょうか? 専門家に聞きました。

「この時期は、巣の中で来年に向け新女王や雄バチが育てられています。ハチにとって重要な時期で敏感になり、攻撃性も高まっています」と、北海道ペストコントロール協会学術顧問の高橋 健一さん。

夏のイメージがある虫たちの活動ですが、本当は秋口に注意です!

ハチを刺激しないことも重要

これから秋の行楽シーズンですが、ピクニックなどで野山に出かける時は、ハチが攻撃的になる黒い色の服を避けることや、ハチを引き寄せる香水や整髪料は控え、おやつに持参した甘いアメやお菓子の取り扱いにも細心の注意を。

気をつけても刺されてしまった場合は?

もしも刺されてしまったら、刺された場所を水などで冷やしましょう。刺された場所を冷やすことで血管が収縮し、毒素が回りにくくなるんですって。

そしてその後、医師の診断を受けることが大切です。

ハチに刺された特に急を要するのは…

「刺されたところ以外に発疹が出たり、吐き気や息苦しさを感じたりしたら危険。一種のアレルギー反応で時として命にかかわる。早急に医師の診断を」と高橋さん。

ともかく、ハチに刺されたら「冷やしてから受診する」のが鉄則のようです。

ハチの巣は、家の庭の木の枝や床下、ちょっとした笹ヤブに加え、お墓に作られたケースもあるんですって。スズメバチって、わりと身近にいるみたい…(怖い)

登山やキャンプなどのアウトドアの時は特に!ハチ対策も忘れないで楽しんでくださいね!

*みんテレ8月12日OAのものです

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください)

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