“銀ブラ” バッハ会長がパラ開会式来場 組織委「プレーブックに従って行動してくれる」と主張

「望まれざる男」が再びやってくる

国際パラリンピック委員会(IPC)の理事会が22日に行われ、東京五輪・パラリンピック組織委員会から現在の都内の新型コロナウイルス感染状況、学校連携観戦プログラム、開閉会式の内容などが報告された。理事会に出席した組織委の武藤敏郎事務総長は都内で取材に応じ、パラリンピック開幕へ向けて「よりいっそう、きめ細かい対策が必要だと報告した」と話した。

一方、24日の開会式には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来場予定。これについて武藤氏は「五輪の時は(IPCの)パーソンズ会長が開会式に招待された。同様に(今回は)バッハ会長が招待されているとうかがっている」と述べた。

バッハ会長といえば、五輪閉幕後に東京・銀座を散策。関係者を従えた〝銀ブラ〟の様子は多数の目撃者によってSNSに上げられ「選手は観光禁止なのに」「緊急事態宣言でこれはアカン」などど批判を浴びていた。この騒動について質問を受けた武藤事務総長は「(開会式の)招待者の一人として同じホテルに泊まり、同じ交通手段で行かれるだろうと私は理解している。もちろんプレーブックに従って行動していだけるだろう、と。行動計画書もきちっと出されているので、それに基づいて行動していただけると思っている」と話すにとどめた。

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