横浜市長選の投票率は、前回(37.21%)を11.84ポイント上回る49.05%(男48.55%、女49.53%)だった。統一地方選から分離し単独選挙になった1978年以降で、衆院選と同日だった2009年(68.76%)を除くと最も高い数字。
区別では栄が52.22%で最も多く、金沢の52.05%、港南の51.43%と続いた。最も低かったのは、鶴見の44.18%だった。単独での市長選の投票率は長らく30%台で推移。自民、公明、民主(当時)の3党が推薦した現職と共産党推薦の新人による事実上の一騎打ちだった前々回(13年)は、過去最低の29.05%を記録していた。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での選挙戦となった今回、各陣営は大規模な演説会を自粛するなど活動の制限を余儀なくされ、投票率の低下が懸念されていた。