橋下徹氏が大規模イベントの中止に苦言「どうやるかを政府が探していくべき」

橋下徹氏が提言

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が23日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、政府の管理の下にイベントを開催するべきと提案した。

番組ではコロナ禍における大規模イベント開催の是非について取り上げた。イギリスではサッカーの欧州選手権で約6400人が新型コロナに感染したという実証実験の結果を報告した。

日本でも新潟県湯沢町でフジロックフェスティバルが2年ぶりに開催。フジロックについて橋下氏は「手放しでやれ、やれとは言えませんけど。新潟の状況を東京の視点で見たらいけないと思うんです。新潟って今まん延防止等重点措置の適応になってなくてですね。知事もまだギリギリのところでステージ3の指標のところまで達してないと言ってるわけですから。その段階で社会経済活動を全部止めるというのも違うと思います」と私見を述べた。

続けて「重要なのは大規模イベントをやる時に政府は本来だとここに関与して実証実験スタイルでやればいいと思うんですよ。チャンスだと思うんです」と提案した。

また歌手の西川貴教が企画し、来月開催予定だった「イナズマロックフェス」の中止を発表。この件についても「滋賀県も西川さんも本当に苦渋の決断だったと思う。政府があそこに入って安全なイベントはどうやるべきかということを探していくべきですよ。正解ないんですから。すぐ安易に中止、中止だったら正解が全然わからないじゃないですか。だからそこはきちっと政府の管理の下でやるんだという方向性でね。なんでそういう思考にならないのか残念ですね」とコメントした。

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