栃木県内195人感染 日曜では最多、療養者2000人超える 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は22日、新たに計195人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5日ぶりに200人を下回ったが、日曜日の発表としては1月10日の118人を大幅に上回り、過去最多となった。全療養者数は2006人となり、初めて2千人を超えた。県内の累計感染者数は1万1755人となった。

 新規感染者は10歳未満~80代の男女。地域別では佐野や足利、小山市など県南地域が特に多い。

 先週の日曜日(15日)の感染者は112人、先々週(8日)は98人だった。「第5波」の収束の兆しは依然として見えていない。

 21日時点の人口10万人当たりの全療養者数は98.8人と過去最大となる一方、入院率は13.6%まで下がり過去最低となった。感染者が爆発的に増加し、入院できない人が増えている現状が浮き彫りとなった。

 県と宇都宮市は22日、計63件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は37万9654件、退院者9749人、入院者271人、宿泊療養者172人、自宅療養者1439人、入院調整中116人、重症者21人。

県内の新型コロナウイルス感染者(22日発表)

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