健康に暮らせるまちへ 高鍋町が第6次総合計画

 高鍋町は、まちづくりの指針となる第6次町総合計画(高鍋みらい戦略)の後期基本計画を策定した。期間は本年度からの4年間。健康で幸せに暮らせる「スマートウエルネスシティ」を重点プロジェクトに位置付けるほか、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念に沿ってさまざまな取り組みを推進する。
 第6次町総合計画は2017年10月に策定。計画期間は17~24年度の8年間で「歴史と文教の城下町たかなべ~対話でつながる豊かで美しいまちづくり~」を町の将来像に掲げる。
 後期基本計画では、20年度に終了した前期計画の「みんなが主役のまちづくりと持続可能な行財政運営」や「心豊かな人が育つまちづくり」など五つの基本目標を維持しつつ、新たに重点プロジェクト・スマートウエルネスシティを掲げた。「歩く」をテーマに、歩道や公園の整備、治安の維持・強化などに取り組む。
 後期計画終了後には、安心・安全や生活環境、人とのつながりをより重視した指標として19年度に策定した高鍋版の国民総幸福量(GNH)に基づき、第6次町総合計画全体の評価・検証を実施する。後期基本計画は町総合計画審議会(出山実会長、18人)の答申を経て6月に策定。町ホームページで閲覧できる。

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