ペレスは「期待した役割を果たしている」とレッドブルF1代表。2022年シーズンの残留を示唆

 レッドブル・ホンダのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスはレッドブルのあらゆる期待に応えたと語り、おそらく2022年もレッドブル・ホンダに残留するだろうと示唆した。

 アストンマーティンF1の前身であるレーシングポイントがセバスチャン・ベッテルの起用を決めたため、ペレスは2020年シーズン末にフリーエージェントとなった。一方でレッドブル・ホンダに所属していたアレクサンダー・アルボンは2021年のシートを維持するためにチームを納得させることができず、それがペレスの起用につながった。

 2021年シーズンの前半戦では、31歳のペレスはマックス・フェルスタッペンと協力して一貫性のあるレースをすることに苦労してきたが、第6戦アゼルバイジャンGPでの優勝を含む104ポイントを獲得し、ホーナーは申し分のない成績だと考えている。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

「セルジオは我々が期待していた役割を果たしていると思う」とホーナーは述べた。

「彼がバクーで優勝した日に目にしたように、彼はルイス(・ハミルトン/メルセデス)にプレッシャーをかけることができた」

「これだけのコンストラクターズポイントを獲得し、フランスGPでのようにチームとして団体でも戦った。彼は素晴らしいチームプレイヤーで、我々は彼の仕事には満足している」

2021年F1第7戦フランスGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

 レッドブルは伝統的に彼らのジュニアプログラムからドライバーを起用してきた。今になってみれば、ピエール・ガスリーのアルファタウリ・ホンダでの力強いパフォーマンスを考慮すると、ペレスの起用は“思い切った”決断だったが、正しい選択だとホーナーは語った。

「我々の考えは、常に若手にチャンスを与えることであり、他のどのチームよりもレッドブルはそれを行ってきた。しかし時には、プログラムの外に踏み出す必要がある」

「それをするのは思い切った決断だったが、正しい選択だと思っている」

「ピエールはアルファタウリで素晴らしい仕事をしていて、今もレッドブルのドライバーだ。我々はいい状況にいる」

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