判定負けでもメディアは高く評価“パッキャオは尊厳を持って引退できる”

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判定負けしたが800発のパンチを繰り出したパッキャオ(ロイター=USA TODAY Sports)

ボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)の評価が上がっている。

21日のWBA世界ウエルター級タイトルマッチ(ネバダ州ラスベガス)では、同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(キューバ)に判定負け。800発以上のパンチを繰り出すなど手数では上回ったが、中盤からはフットワークを駆使する場面も減り、相手に的確な攻撃を加えられた。

米メディア「ボクシングシーン・コム」は「明らかに問題だったのは動き、脚の速さが不足していたことだ。本人はこの問題について『両脚がつって、けいれんしてしまった。言い訳ではないがそれが動けなかった理由だ』と語った」と伝えている。

一方で同メディアは「そんな中でもこの年齢で800発以上のパンチを打ち込んだことは、彼が驚異的なアスリートであることを改めて証明した形となった。また脚の問題はオーバーワークが招いたものだと推測できるが、影響力のある政治家でもあるパッキャオが決意のもと、激しい練習をする意欲を持っていたということだ」と指摘。

これが〝ラストマッチ〟とも取りざたされているが、同メディアは「引退を選んでも尊厳を持って離れることができる」とたたえた。

フィリピンの地元メディアなどが報じている来年のフィリピン大統領選への出馬について、パッキャオは「来月発表する」と語っているが、このまま現役生活にピリオドを打つのだろうか。