強烈な役で映画デビューしていた日本を代表するダンスパフォーマンスグループのメンバー小栗基裕

映画「孤狼の血 LEVEL2」(白石和彌監督)公開記念舞台あいさつが21日、都内で行われ、主演の松坂桃李、鈴木亮平、西野七瀬らが出席したことを各メディアが報じた。

前作「孤狼の血」(18年)の3年後をオリジナルストーリーで描くいた同作。殉職した先輩刑事・大上(役所広司)の“血”を受け継いだ日岡(松阪)が、街の平和のために大上に代わって裏社会を取り仕切っていたが、上林組組長・上林成浩(鈴木)の登場によってその秩序が崩れていき物語が展開される。

「鈴木が演じる〝最凶〟の悪役はかなり話題になっており、本年度の映画賞を総なめにするのでは、と言われている」(映画ライター)

8月21日と22日に「国内映画ランキング」では初登場で4位に入ったが、同作でスクリーンデビューを果たしたのが、上林組の構成員・戸倉毅を演じた小栗基裕。舞台あいさつにも出席したが、もともと、日本を代表する4人組ダンスパフォーマンスグループ「s**t kingz(シットキングス)」のメンバー・Oguriとして活動している。

劇中では、歯止めが利かない上林の指示で非道の限りを尽くす強烈な役柄を演じていた小栗だが、もともと、ダンスを始めたのは高校1年の時。

そして、同グループは2010年、米・カリフォルニアで開催されたダンスコンテスト「BODY ROCK」に初出場にして、日本人として初優勝を果たし翌年も優勝。一躍脚光を浴びることになった。

13年からは、作・演出・振付・出演すべてをメンバー4人だけで務める単独公演をスタートし、その後、メディアへの露出が増えていった。今年3月にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に、歌わず、ダンサー単体としては番組史上初の出演を果たした。

同作とコラボレーションし、白石監督が自ら手がけた同グループのスペシャルダンスPVもなかなかの仕上がりになっている。

© 株式会社ジェイプレス社