【大相撲】高安が合同稽古で正代を圧倒「力を出し切っていい相撲取れました」

正代(左)を押し出す高安

大相撲の関脇高安(31=田子ノ浦)が23日、東京・両国国技館で4日間の日程で行われる合同稽古の初日に参加した。関取衆との申し合い稽古のほか、大関正代(29=時津風)との三番稽古では12勝3敗と圧倒。稽古後は「いい稽古できました。力を出し切っていい相撲取れましたので。熱の入った稽古になったと思います」と充実感を漂わせた。

兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は田子ノ浦部屋から独立し、今月1日付で茨城県に荒磯部屋を創設。日常的に兄弟子に胸を借りることはできなくなった。

そのぶん、関取衆と胸を合わせられる合同稽古は本場所へ向けて調整していく上で絶好の機会。高安は「場所前の稽古の調整は自分で工夫してやらないといけなくなりましたし、合同稽古も本当にいい機会。しっかり9月場所につなげられるようにペースアップしていきたいと思います」と〝一本立ち〟に意欲を見せていた。

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