「強気で攻めるだけ」 長崎商3回戦へ 25日、神戸国際大付と対戦 第103回全国高校野球選手権大会

3回戦に向けて調整する長崎商の選手たち=大阪府枚方市(長崎商提供)

 長崎代表の長崎商は第12日の3回戦第3試合(25日13時)で神戸国際大付(兵庫)と対戦する。勝てば準決勝まで進んだ1952年以来の8強入りとなる大一番。選手たちは22日の2回戦の疲労回復に努めると同時に、県勢として2007年の長崎日大以来となる準々決勝進出へ向けて気を引き締め直していた。
 2回戦から一夜明けた23日は、大阪府枚方市内で1時間半ほど調整練習。投手陣はランニングなどで軽く汗を流し、野手陣は打撃とシートノックで動きを確認した。宿舎では疲労回復のストレッチや相手の分析に取り組んだ。
 ここまで2試合、熊本工と専大松戸(千葉)から計28安打と打線が好調。積極性に加え、低めの球に対応して相手投手を攻略してきた。長崎大会で無失策だった守備は既に5失策を記録しているが、6併殺でカバー。城戸と田村の両エースを軸に随所で粘り強さを発揮している。
 練習後、電話取材に応じた城戸は「ここまで点を取ってくれているので楽にいけたけど、自分たちはチャレンジャー。野球ができる感謝の気持ちを忘れずに強気で攻める。それだけ」とチームの思いを代弁した。

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