9月12日に山口市民会館で挾間美帆ジャズコンサート 米グラミー賞ノミネート作曲家

▲挾間美帆 ©Agnete Schlichtkrull 

 2020年の米グラミー賞にノミネートされたジャズ作曲家・挾間美帆が、自身のバンド「m_unit(エム・ユニット)」を率いて編曲や指揮を務めるコンサート「挾間美帆 m_unit Jazz Live」が9月12日(日)に山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。同館開館50周年記念事業の一つで、世界で注目されているジャズ作曲家が率いる菅・弦楽器13人編成のジャズ・アンサンブルが、ライブで楽しめる。    

 挾間は、国立音楽大学およびマンハッタン音楽院大学院を卒業。前者ではクラシックの作曲を、後者ではジャズを学び、ジャズとクラシック両ジャンルを“融合させた”ともいうべき作品は世界で魅了されている。    

 これまでにジャズピアニストの山下洋輔、東京フィルハーモニー交響楽団、ヤマハ吹奏楽団などに作曲作品を提供。また、坂本龍一、鷺巣詩郎、グラミー賞受賞音楽家であるヴィンス・メンドーサ、オランダの名門メトロポール・オーケストラなど、多岐にわたって編曲作品を提供している。さらに、テレビ朝日系「題名のない音楽会」に出演したり、2019年からデンマーク・ラジオ・ビッグバンドの首席指揮者、2020年8月からメトロポール・オーケストラの客演常任指揮者を務めたりと、国内外を問わず活躍している。    

 2012年にアルバム「ジャーニー・トゥ・ジャーニー」をm_unitの演奏でリリースし、26歳という若さでアメリカのジャズ作曲家として世界デビューを果たした。2015年に2枚目のアルバム「タイム・リヴァー」を発表。2016年には、米ダウンビート誌で「未来を担う25人のジャズアーティスト」にアジア人でただ一人選出され、2019年ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選ばれるなど、世界でも高い評価を得ている。3作目のアルバム「ダンサー・イン・ノーホエア」は、2019年米ニューヨーク・タイムズ「ジャズ・アルバム・ベストテン」に入り、米グラミー賞の「ラージ・ジャズ・アンサンブル部門」にもノミネートされた。    

 全席指定で、前売り券は一般5000円、学生2500円。同施設、YCAM、山口井筒屋、三好屋レコード店、チケットぴあ、ローソンチケットなどで購入できる。当日券は、それぞれ500円高。     

 問い合わせは同館(TEL083-923-1000)へ。未就学児の入場は不可で、託児サービス(1人700円、2人目以降500円)希望者は、9月5日(日)までに申し込むこと。

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