ワクチン2回接種後の感染85人 沖縄県「ブレークスルー感染」との関連精査

 今月8~14日の1週間の新型コロナウイルス感染者4179人のうち、85人(2.03%)がワクチンを2回接種した後の感染だったことが23日、沖縄県のまとめで分かった。85人の中には2回目の接種から2週間経過していない人もいる。そのため、接種後2週間以上して感染する「ブレイクスルー感染」が何人いるかについては、県は「精査が必要」としている。ワクチンを1回接種していた感染者は113人(2.7%)だった。

 2回接種した85人の年代別内訳は多い順に60代16人、40代と70代が各15人、20代13人、30代11人、80代以上10人、50代5人。22日時点で85人のうち11人が入院中で、41人は療養解除となっている。

 1回接種して感染した113人は50代38人、30代と60代が各16人、20代15人、40代14人、10代6人、80代以上5人、70代3人。22日時点で16人が入院中で、療養解除は67人。【関連ニュース】
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