立憲民主・江田氏「早く解散して」 横浜市長選勝利で本音ぽろり

江田憲司氏

 「早く解散してほしい」─。立憲民主党の江田憲司代表代行(衆院神奈川8区)は24日、国会内で開いた記者団との懇談で、思わず“本音”を漏らす場面があった。

 この日のテーマは「横浜市長選」。江田氏は立民の推薦した元横浜市立大教授の山中竹春氏が初当選した勝因について「カジノ反対だけでは勝てないと思っていた」と明かし、「コロナ一色の世の中に最も適した候補だった」と解説した。

 山中氏の得票数は市内18区のうち、鶴見区を除く17区でトップ。菅義偉首相の選挙区である神奈川2区(西・南・港南区)でも、首相が全面支援した小此木八郎元国家公安委員長を約2万票も上回った。

 市長選の勝利をどう衆院選に結び付けるのか、との問いに、江田氏は「各選挙区の総支部長に『衆院選の前哨戦』と位置付けて自分の選挙と思ってやってくれと鼓舞してきた。この運動量を長く持続するのは難しい。早く解散してほしいよね」と応じ、笑いを誘った。

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