照ノ富士が〝横綱デビュー〟伊勢ヶ浜親方は「まあまあ、67点くらい(笑い)」と辛口評価

奉納土俵入りで不知火型を披露する横綱照ノ富士(代表撮影)

大相撲の第73代横綱となった照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が24日、東京・明治神宮で〝横綱デビュー〟を果たした。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)ら関係者が見守る中、太刀持ちに幕内宝富士(34)、露払いに幕内照強(26)を従えて不知火型の土俵入りを初披露した。

2017年1月の横綱稀勢の里(現荒磯親方)の土俵入りには約1万8000人の一般客が見守ったが、この日は新型コロナウイルスの感染対策で原則無観客。それでも新横綱は「ちゃんとできたかな。これからより一層、頑張らなきゃいけないと改めて思った。横綱になれたという実感が、ちょっと湧きました」と綱の重みをかみ締めた。

まだ三つ揃えの化粧まわしは出来上がっておらず、この日は伊勢ヶ浜親方の現役時代のものを使用した。その師匠は「まあまあだったんじゃないですか。ちょっと早かったけど。体が大きいし、横綱土俵入りが似合いますね」と話す一方で「点数をつけると? 67点くらい(笑い)」。かねて厳しい指導で知られているだけに?〝辛口評価〟だった。

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