国立付近でパラ反対デモ隊が警察〝衝突〟 動物愛護団体も加わり現場大混乱

パラ反対デモと警察が対峙した

東京パラリンピックの開催中止を求める有志らが24日、開会式が行われる国立競技場付近で抗議デモを行った。

反五輪の会のメンバーなどデモ参加者は開会式開始前の午後7時に国立競技場周辺に集結。日本オリンピック委員会(JOC)事務局が入るビルの前で抗議活動を行う予定が、交通規制により国立から約300メートル離れた秩父宮ラグビー場付近で「パラリンピックやめろ」「今すぐやめろ」「パラリンピック反対」「強行するな」「IPCは帰れ」などと訴えた。

抗議開始直後は周辺警備にあたった警察と〝衝突〟。「警察は抗議活動の妨害をやめろ」「警察帰れ」と怒号が飛び交い、現場が大混乱になる一幕があった。デモ関係者によると、参加した人から負傷者が出たという。

一方、反対デモの中には動物愛護を訴える人も。〝パラリンピックから馬術を除こう〟とプラカードを掲げる参加者や「五輪、パラの動物利用をやめて」「殺さないで」との声が上がった。

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