R.E.M.、メンバー4人による最後となったAL『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』25周年記念盤リリース

Photo Credit: Chris Bilheimer

2011年に惜しくも解散した伝説のオルタナティヴ・ロック・バンド、R.E.M.が今年デビュー40周年を迎える。そのR.E.M.が、10枚目のスタジオ・アルバム『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』の25周年記念エディションを10月29日に世界同時リリースされることが決定。 また発売に先駆け、先行シングル「Leave (Alternate Version)」がリリースされた。

1996年9月にリリースされた『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』は、R.E.M.のアルバムの中でも最も評価の高い1枚で、R.E.M.のメンバーやファンの間でも人気の高い作品。

アメリカではプラチナ認定を受け、ビルボードアルバム・チャートで2位を記録し、オーストラリア、イギリス、カナダなど10カ国以上で1位を獲得し、世界的な成功を収めた。

批評家からも高い評価を受け、Rolling Stone、Spin、Mojo、Entertainment Weekly、NMEなどのメディアでその年のベスト・アルバムの一つに選ばれるのみならず、数十年にわたり、この作品はカルト的な人気を博しており、いくつかのプレスでは、R.E.M.の豊富なリリース・カタログの中でトップ・アルバムとして挙げられている。

また、R.E.M.の絶頂期に録音された本作品はドラマーであり創設メンバーでもあるビル・ベリーとの最後のアルバムでもある。ビル・ベリーは翌年に円満にグループを脱退した。しかし、最も注目すべき点は、このアルバムが、1995年のMonsterツアー中に曲作りとレコーディングを行うという、バンドにとってユニークな創造的アプローチを採ったことだ。

『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』の25周年記念エディション日本盤は、リマスターされたアルバム音源を収録したディスク1、B面トラックやレア・トラックを収録したディスク2から成るSHM-CD2枚組の初回限定盤でリリース。

また、日本ではさらにR.E.M.のデビュー40周年を記念し、『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』を含め、『グリーン』、『アウト・オブ・タイム』、『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』、『モンスター』などスコット・リットとの共同プロデュース作品、全5作品を初めてハイレゾCDにて、さらにBBCに残された貴重音源のベスト盤SHM-CD2枚組『ベスト・オブ・R.EM.・アット・ザ・BBC』が同時リリースされる。

また、輸入盤では、2CD+Blu-ray(『New Adventures in Hi-Fi』を見事なハイレゾと5.1サラウンド・サウンドで収録+未発表の64分の屋外プロジェクション・フィルム〈1996年にアルバムのオリジナル・リリースのプロモーションのために5都市のビルで上映されたもの〉+未発表の30分のEPK、「ビタースウィート・ミー」、「エレクトロライト」、「E-ボウ・ザ・レター」など5曲本のミュージック・ビデオをHDリストアして収録)で構成され、ジャーナリストのマーク・ブラックウェル氏によるライナーノーツや、オリジナルのバンドメンバー4人に加え、パティ・スミス、トム・ヨーク、プロデューサーのスコット・リット氏によるコメントも掲載、52ページのハードカバー・ブックに収められている限定デラックス・エディションと、新たにリマスターされたアルバム音源をCohearent Audio社のケビン・グレイがカッティングした180g2枚組LPもリリースされる予定だ。

■リリース情報

『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』25周年エディション(初回限定盤)

2021年10月29日リリース

UCCO-8044/5

2SHM-CD

¥3,850(税込)

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