鎌倉・松尾市長が4選出馬を表明「総決算に臨みたい」 市役所移転、深沢地区開発などに意欲

松尾崇氏

 任期満了に伴う鎌倉市長選(10月10日告示、17日投開票)を巡り、現職の松尾崇氏(47)が24日に会見し、4選を目指し無所属で立候補すると表明した。

 松尾氏は出馬理由を「新型コロナウイルスや災害対応に3期12年の経験が非常に重要。市民の安心安全をしっかり守り、実現していない課題を解決し、総決算に臨みたい」と述べた。

 取り組みたいことには市役所移転や現庁舎跡地活用、新駅を含む深沢地域のまちづくりを掲げ、「道筋を確かなものにする重要な4年間になる。方向性を一切ぶらさず進めたい」と強調。北鎌倉トンネルや岡本マンション跡地活用などの未解決課題についても「確実に(解決の)形を見せたい」とした。

 3期12年の実績として職員給与見直しなど行財政改革、学校環境の整備、福祉政策の充実などを挙げた。

 松尾氏は市議、県議を経て2009年の市長選で初当選。現在3期目。同市長選の出馬表明はNPO代表の寺田浩彦氏(59)に続き2人目。

© 株式会社神奈川新聞社