中越運送 上越第二ロジスティクスセンターが完成 上越市内2カ所目 要望受け新拠点

 県内流通大手の中越運送(新潟市中央区、中山元四郎社長)の上越第二ロジスティクスセンター(頸城区下吉)の開設式が18日、開かれた。関係者約30人が出席し、場内の安全と自社の繁栄を願った。21日から業務が始まっている。

 同センターは、平成8年に開設した上越ロジスティクスセンター(上越市石橋)に続き、市内二つ目の拠点となる。市内の顧客から新たな物流拠点と危険物低温倉庫の開設を求める声を受け、新設した。同社によると、同一地区で2カ所のセンターを運営するのは初めて。

県営南部産業団地内に新設された上越第二ロジスティクスセンター

 新設の第二センターは県営南部産業団地内にあり、1万3200平方メートルの敷地に普通倉庫(7200平方メートル)と、現在建設中で11月から稼働予定の危険物低温倉庫を構える。

 同社の小林和男会長は北陸道と上信越道、直江津港のある同市を北信越地区の交通の要衝であることを踏まえ「経済や物流のポテンシャルは高く、そこに第二センターができたことは意義がある。取引先の期待に応えていきたい」と話した。

© 株式会社上越タイムス社