浦添総合と那覇市立病院、外来診療を停止 コロナ患者対応に集中

 浦添総合病院(浦添市、福本泰三院長)は24日、新型コロナウイルスの陽性患者増加に対応するため、同日から一般外来の診療を停止すると発表した。那覇市立病院(外間浩理事長)も、感染者の受け入れ病床の拡大に伴い、25日から原則すべての診療科の外来診療を当面の間停止する。

 浦添総合病院は、救急外来はコロナおよび非コロナの重症度が極めて高い患者の対応に特化する。予定手術や特殊な検査、処置などは、急病や進行性の疾病などに限定した対応を取る。新型コロナ感染症に対応するスタッフの確保、加配のため、一般病床の運用も一部停止する。

 対応期間は県内の状況を見て判断する。

 那覇市立病院は緊急性のある患者については受け入れる方針。救急外来の受診でも、受け入れできない場合もある。24日、ホームページで文書を公開し、かかりつけ医など近隣の医療機関への相談・受診を呼び掛けた。同院健診センターも30日から当面の間休診する。

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