【MLB】大谷翔平、「敬遠攻め」の打開策は? トラウトは復帰へ前進、指揮官「良い感触」

会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)

大量7点リードの3回2死二、三塁で申告敬遠で歩かされた

■エンゼルス 14ー8 オリオールズ(日本時間25日・ボルティモア)

エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地のオリオールズ戦で「1番・指名打者」で先発出場し、大量リードの3回に申告敬遠で歩かされた。8回の第6打席で右前打を放って2試合連続安打をマーク。4打数1安打2四球で打率.270。チームは14-8で打ち勝って連敗を「3」で止めた。

まさかの敬遠は3回2死二、三塁だった。大谷はオリオールズベンチから「申告敬遠」で歩かされた。8-1と7点差が開いたゲーム。敵地も大ブーイングだった。申告敬遠はリーグトップ(メジャー3位)の今季10個目となった。

敵地ファンも期待する大谷の豪快な打撃。何より待たれるのが主砲・トラウトの復帰だ。まだ実戦復帰のメドはたっていないが、少しずつ前進しているようだ。マドン監督は「感覚としては良くなっている。フィールド上でも体を動かす量が増えている。最終的なタイムラインを今みなさんに伝える準備が私にはできていないが、彼は多くの面でより良い感触をつかんでいる」と語った。本塁打、打点のタイトルを争うだけに、主砲の1日も早い復帰が待たれる。

この日、チームはマーシュの4安打2打点など先発全員19安打で14得点を挙げた。マドン監督は「良いスイングをしていた。相手に優位な状況を与えなかった。今夜はストライクゾーンをよく攻めることができたと思う。(相手が初回に先制し)その後、我々のスイッチが入った。そこから手を緩めることはなかった。打線は見ていて楽しい試合だった。打線の上位から下位まで、みんなが貢献した」と表情を緩めた。大谷は1試合3出塁。1番打者として結果を出しているものの、ベーブ・ルース生誕地での豪快なアーチを期待したくなる。(Full-Count編集部)

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