西野七瀬が「言霊荘」でホラードラマに挑戦。「楽しく怖がって見ていただけたらうれしい」

西野七瀬が、テレビ朝日系で10月にスタートする連続ドラマ「言霊荘」(土曜午後11:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。西野は本作が同局のドラマ初出演にして初主演。さらに、永山絢斗、斉藤由貴が共演することも発表された。

本作は、同局とABEMAがタッグを組んで共同制作。女性限定マンションで放った言葉が現実となり、“言霊(ことだま)”という“人ならざる者”に、住人女性たちが次々とさいなまれていくホラードラマだ。脚本は「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~「エアガール」(ともに同系)などの橋本裕志氏が手掛け、演出は「感染」(2004年)、「怪談レストラン」(10年)や「呪怨-ザ・ファイナル-」(15年)などの映画や、「世にも奇妙な物語」シリーズ(フジテレビ系)などで知られるホラーの名手・落合正幸氏が担当する。

西野が演じる主人公・歌川言葉(コトハ)は、言葉の力を信じ、人々の願う底辺ViewTuber。友人の紹介で女性限定マンション「レディスコート葉鳥」の7号室へ移り住んだことをきっかけに、マンション内で発した言葉が現実になるという怪奇現象に巻き込まれ、言霊に翻弄(ほんろう)されていくことになる。

主演を務めるにあたり、西野は「ホラー作品のドラマはあまり見たことがなかったので珍しいと感じましたし、私自身は怖い作品が好きなので、とてもうれしかったです」と喜び、「脚本では、ずっと怖い雰囲気が続いているわけではなく、コミカルなシーンもあります。かと思ったら、急に怖いことが起こる。これが映像になったらその二つの差がどのような感じに仕上がるんだろうと、想像しながら楽しみに感じました」と作品の印象を明かす。

また「私が演じるコトハちゃんはとても明るい子なので、ホラードラマではありますが、その中でもコトハちゃんの存在のおかげで怖さが少しまぎれて、楽しんでいただけると思います。ただ、ちょっと油断していると怖いシーンが出てくるかもしれません(笑)。ぜひ、楽しく怖がって見ていただけたらうれしいです。頑張ります!」とメッセージを寄せている。

そんなコトハとひょんなことから知り合い、「レディスコート葉鳥」の騒動に巻き込まれていく自称・霊能者の中目零至(レイシ)を演じるのが永山。永山は「最初に台本を読んだ時、まず思ったのが、男性が自分しかいないっていうことですね。そういう現場は今までなかったので(笑)。ただ、このドラマはとんでもなく怖いビジュアルのものが出てくるわけでもないので、怖いのが苦手な人も見られるドラマなのかなって思いました。それぞれのキャラクターもチャーミングですし、すごく楽しみです。撮影はこれから始まるのとですが、もうすでに面白いドラマになるんじゃないかなと思っていますし、それに向けて努力しようと思っています。ぜひ見てください」とアピール。

そして、レイシの叔母で女性宮司の岩戸志麻(トシマ)に扮(ふん)する斉藤は「『言霊』という言葉がすごくすてきだと思いました。私は物を書くのが好きで、発した言葉には魂や気配などいろんなものがはらんでいるとよく感じているんです。だから、このドラマでそれがどんなふうに表現されていくのか、特に深夜ドラマということで、より自由に表現できる部分がきっと出てくると思うので楽しみです。また、『レディスコート葉鳥』にはさまざまな女性が住むのですが、仕事もキャラクターも言葉の発し方も違います。発する言葉の質の違いのようなものも、セリフ劇の中で楽しいものが生まれるのではないかなと思っていて。そこは、一視聴者として楽しみたいなと思っています」と見どころを語っている。

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