「シバターを救いたい」人気ユーチューバーの書類送検に立花党首は不起訴予想

立花孝志党首

人気ユーチューバーのシバター(35)がネット上で誹謗中傷したとして、書類送検されたことに「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の立花孝志党首(54)が25日、シバターの今後を展望した。

シバターはパチンコ系ユーチューバーの桜鷹虎氏との間でトラブルになっていた。昨年、シバターが桜鷹虎氏に対し、「動画の再生回数や登録者数を購入している」などと発言。これに桜氏は「事実と異なる発言が散見された。シバターさんの影響力は大きくデマが真実であるかのように拡散された」として、業務妨害や誹謗中傷で民事と刑事で訴えていた。

民事は係争中だが、桜鷹虎氏は24日、今月13日付でシバターが刑事でも書類送検されたと発表。シバターは同日、インスタグラムに「わたしゃ、逮捕もされてませんし 有罪にもなってませんぜ 変わらず元気です」「とりあえず動画出すまでは適当に騒ぎまくっておいてください」などと投稿していた。

この騒動に立花氏は「シバターが再生数を買ったとの発言だが、誰かからの情報を基に信じるに至った理由があれば、有罪にはならない。民事は過失だけでも問えるが、刑事はダメ。世の中の人はシバターが逮捕や、起訴されて被告になると思っているかもしれないが、その可能性は極めて低い。悪気はなく、言わされた感じで、嫌疑不十分で不起訴では」と指摘した。

一方、桜鷹虎氏はシバターと示談するつもりはなく、「社会問題にもなりつつあるネットでの誹謗中傷を減らすのが目的でもある」としている。今後、シバターが起訴され、刑事裁判となった場合、名誉毀損罪の罰則は3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金となる。

立花氏はシバターとの間で、過去に裁判ざたになりかけた因縁もあるが、すぐに電話をしたという。「本人は元気で、びびっていないというが、メンタルは弱い。『シバターを救いたい』じゃないけど、まあ、そんなに心配することじゃない。今までのキャラを発揮してもらいたい」と立花氏は話した。

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