角田裕毅、好結果を残してきたスパへ「F1マシンで走るのが楽しみ。準備もしっかり整えた」ベルギーGPプレビュー

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1ベルギーGPでシーズンが再開するのを楽しみにしている。スパ・フランコルシャンは好きなコースであり、ここをF1マシンで走るのはルーキーの角田にとって今回が初めてだ。

 角田はFIA-F3、FIA-F2の両方でスパ・フランコルシャンを走った経験を持つ。F3では予選3番手、決勝では6位/2位、昨年のF2ではポールポジションを獲得、フィーチャーレースで優勝を達成している。

2020年F2スパ・フランコルシャン表彰台 角田、マゼピン、シューマッハー

「シーズン前半戦は予想していなかったことがたくさんあり、とても面白く、楽しむことができました」と角田は前半戦を振り返った。

「シーズン前にこうなるだろうと思っていたようにはなっておらず、いいことも悪いことも多くあり、パフォーマンスの波は大きかったです。ただ、振り返ってみれば、僕が入賞したこともあってスクーデリア・アルファタウリは前半戦で唯一、全戦でポイント獲得を果たしたチームとなったので、うれしく思っています。後半戦のスタートでもこれを継続していく必要があります」

2021年F1第11戦ハンガリーGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

「ハンガリーを終えて、ミルトンキーンズでのシミュレーターに向かい、ハンガロリンクの振り返りと次の3戦に向けた予習をしました。そこからイタリアへ行き、ファエンツァのファクトリー近くの新居を整理しました。この休みで準備をしっかりとしましたし、楽しむこともできました」

「スパではいい思い出があるので、ここでシーズンが再開するのはとてもいい気分です。昨年のF2ではフィーチャーレース(レース1)でポールポジションから優勝し、その前年のF3では自身初の表彰台登壇を果たしました」

「コースも好きなので楽しみですし、F1マシンで初めて走るときには、とても特別な感覚が起こるサーキットのひとつだと思います。F1マシンでオー・ルージュを駆け上がるのはとても面白い経験になるはずです」

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