Appleだけが世界的な半導体不足の影響を受けていない

世界中でチップ不足が起きているという話を、今日までに多くの人が聞いていると思います。その原因の1つは、昨年パンデミックを起こしたウイルスから身を守るために、多くの国が行動の制限や工場の閉鎖、生産の停止を余儀なくされたからです。その結果、溜まってしまった注文を処理しようと、現在企業は奮闘しています。

しかし、多くの企業が半導体の入手に苦労している中、もしその影響を受けていない企業が1つあるとすれば、それはAppleでしょう。これはWave7 Researchからの報告によるもので、Appleは半導体不足の影響が最も少ない企業の1つだと言われています。

Wave 7のJeff Moore氏がPCMagに語ったところによると、その理由は、どうやらAppleが事前に自社への供給分を確保したためだということです。「情報筋は、Wave 7 Researchに対して、Appleはかなり前もってチップセットの供給を確保することが可能だったと話しました。これは他のOEMメーカーとは異なります。」

Appleが、こういった事態に陥ることを事前に知っていたのか、それとも普段から行っている対策なのかは不明ですが、現在それが同社に対して有利に働いています。とはいえ、AppleのCEOであるTim Cook氏は、世界的な半導体不足が自社製品の販売能力に影響を与える可能性があると投資家に向けて警告しています。ただ、その影響がどれほど大きくなるかは明らかではありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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