取り違えたスーツケースから金メダル!? 米国人旅行者が持ち主探すも見つからぬミステリー

東京五輪の金メダルの大型レプリカ

米国人旅行者が、空港で取り違えたスーツケースの中から東京五輪金メダルが出てきたことをSNSで明かし、騒動となっている。

マーク・エルンスト氏は、ロサンゼルス空港から帰宅した際、間違ったスーツケース持ち帰り、中から東京五輪金メダルが出てきたことを自身の「TikTok(ティックトック)」に投稿した。

スーツケースは黒で、金メダルの他に白いスポーツシューズと男性用の着替えがあった。スノーボードブランド「686」のタグが付けられていたが、所有者の名前はなかった。

「とても驚いた。私は正直、私はショックを受けている。このメダルが誰なのか分からない。私はそれを盗んだと非難されたくない。これを正当な持ち主に返したい」と話したエルンスト氏。空港や航空会社にも連絡を取ったことを明かし、SNS上でも正当な所有者に連絡を取るように訴えたが、約1週間たっても所有者と再会に至っていない。

フォロワーからは、「空港に任せるべきだ」「選手が新型コロナウイルスで隔離中なのでは」との声が寄せられている。一方でメダルには通常、競技名などが刻印されているため、偽物だと指摘する声や、同氏の作り話を指摘する声まで飛び出した。ただし、本物ならば普通は手に入らないものだけに、英「デーリー・ミラー」やニュージランド「ヘラルド」など海外メディアも報じる事態に発展している。

© 株式会社東京スポーツ新聞社