ゴールドマンサックス、韓国に2千億円規模の不動産投資へ 物流やデーターセンター用地に

投資銀行大手ゴールドマン・サックスが2兆ウォン(約1920億円)規模の韓国不動産投資を計画していることが分かった。物流センターやデータセンターの用地に充てるとみられる。

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韓国各紙によると、ゴールドマン・サックスアセットマネジメントは最近、不動産専門チームを同社ソウル支店に新設し、2年間で2兆ウォン台の不動産投資に乗り出すことにしたという。

ゴールドマン・サックスは、これと関連し、京畿道利川(イチョン)市一帯複合物流センター用地開発プロジェクトを含め65万㎡(約20万坪)以上の規模の物流センター用地を確保したことが分かった。

最初に報じた毎日経済新聞(25日)は、「ゴールドマン・サックスが、今後2兆ウォン台の投資方針を固めたのは、韓国をはじめとするアジア圏の不動産市場の成長性を高く評価したため」と伝えた。

毎日経済新聞は、ゴールドマン・サックスは日本・中国でも同様の投資を続ける方針であると指摘。去る6月ゴールドマン・サックスは、年間1000億〜1500億円規模の日本の不動産投資規模を2500億円へと約2倍に増やし、物流センター、データセンター投資拡大に乗り出している。中国では今月初め、昆山、鄭州などを中心に、現地開発業者共に4億8800万ドル規模の物流センターの投資を行った。

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