松下洸平と井浦新が「最愛」で吉高由里子を“追う刑事”と“守る弁護士”に

松下洸平と井浦新が、TBS系で10月スタートの連続ドラマ「最愛」(金曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。

吉高由里子が主演を務める本作は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。

松下が演じるのは、事件の真相を追う捜査一課の刑事で、梨央の初恋の相手でもある宮崎大輝。正義感が強く真面目で心優しい大輝は、大学時代は陸上部のエースで、梨央の父親が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた。当時高校生だった梨央の初恋の相手であり、大輝もまた彼女に好意を寄せていた。その後、寮内で起きた事件と梨央の大学進学を機に離れ離れになるが、15年ぶりに再会。時代を牽引する実業家となり、15年前とは別人のような振る舞いの梨央に戸惑いを覚えながらも、再びひかれていく。同時に、彼女が連続殺人事件の重要参考人で、自分がその担当刑事という葛藤を抱える役どころだ。

そして、井浦は、梨央が代表取締役を務める「真田ウェルネス」の法務部に所属し、真田グループの“番犬”として真田家と会社を守る弁護士・加瀬賢一郎役を務める。頭の回転が速く論理的な人物だが、どこか不器用で人間味ある表情や気遣いを見せる。幼い頃に両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人でもある。弁護士として梨央を常にサポートし、梨央もそんな加瀬に信頼をおいている。やがて梨央に心を寄せるようになり、警察や世間から疑惑の目を向けられる彼女を自身のすべてを懸けて守り抜こうとする。

正義感が強くひたむきな刑事と、清濁併せのむ弁護士という正反対の2人が、1人の女性とどう向き合い、そしてどのように事件の真相に迫っていくのか。完全オリジナル脚本で描かれるスリリングな展開と、心が震える愛の物語に期待が高まる。

松下は「このような大役をいただくことができてうれしくもあり、同時にとても驚きました。(作品の演出を務める)塚原あゆ子監督と新井順子プロデューサーとは(同局の)『MIU404』でご一緒させていただいたのですが、『またご一緒できるように頑張らないとな』と思っている中でお声がけをいただいたので、『えっ!?』と一瞬時が止まってしまいました」とオファーを受けた際の心境を明かす。

物語については「すごく攻めた作品だと思います。完全オリジナルストーリーではあるのですが、どこかリアルな部分もたくさんある。だからこそ芝居をしっかりやらないといけないですし、生半可な気持ちでは太刀打ちできない作品だと感じました。でも時にはキュンキュンする会話のやりとりがあったりと、いろいろな方面で楽しめる台本になっています」と多彩な魅力をあることを強調。そして「今回僕は陸上をやっている役なので、ちゃんとリアルに感じていただけるよう、今から頑張って走り込みます(笑)」と意気込みを語る。

一方、「新井プロデューサー、塚原監督とのお仕事は『アンナチュラル』以降2度目になるのですが、お話をいただけてとにかくうれしかったです」と喜ぶ井浦だが、「前作に参加させていただいてから4年ほど経っているので、うれしさの一方で、その4年で積み重ねてきたものをしっかりと表現できるのか緊張感もありました」と率直な思いも口にする。

続けて「台本を読ませていただいて、この作品は独特なリズムのサスペンスだなと感じています。ただ事件が起きていくだけではない、いわゆるサスペンスの方程式がめちゃくちゃ。でもそれが物語の大きな個性となっています。『ここまで人物を掘り下げているのか』『この後どうなっていくんだろう』と、独特なストーリーの組み立てになっていて、1話もここで終わるの!?と、必然的に2話を早く見たくなるようになっています」と物語の展開に驚いたことを告白。

さらに「塚原監督は外側のお芝居だけでなく、人間の内側の心を大切にしてそこを引き出して演出してくださるので、その丁寧な演出を受けながら、また新しいことにチャレンジできると思うと、うれしさと楽しさがあふれてきます。あと、新井Pが後ろの方からジッと見ている威圧感をまた受けるのも楽しみです(笑)」と撮影を心待ちにしている。

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