ワクチン15人に3回目接種 「あってはならない行為」市が医療機関との契約解除へ 新型コロナ

【資料写真】ファイザー製ワクチン

 京都市は26日、新型コロナウイルスワクチンの個別接種を行う市内の医療機関が、市民15人に3回目の接種を行っていたと発表した。市は、この医療機関と結んでいた接種の委託契約を解除する方針。

 市によると、この医療機関は今月2~10日、米ファイザー社製ワクチンの2回目接種を終えた人のうち、希望者について感染を防ぐ「中和抗体」の量を調べる検査を実施。数値が低かった人の意向を確認した上で、3回目の接種を行ったという。現在、接種を受けた人に体調の変化はないという。

 市に対し、匿名で情報提供があり判明した。市医療衛生推進室は、3回目接種について「安全性や有効性が十分に確認できていない中、あってはならない行為」としている。

© 株式会社京都新聞社