松島輝空、苦しみながらも初出場で全中制覇<全中男子シングルス決勝>

<第52回全国中学校卓球大会 日時:8月24日~26日 場所:日環アリーナ栃木>

26日、全国中学校卓球大会は最終日を迎え、男子シングルス決勝が終了。第1シードの松島輝空(星槎)がフルゲームの激戦を制して、全中初優勝を飾った。

フルゲームを制して初優勝

第1シードの松島は準決勝で吉山和希(愛工大名電)に、第2シードの坂井雄飛(愛工大名電)は薜大斗(河北台)にそれぞれ勝利し、決勝に勝ち上がってきた。

写真:松島輝空/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームは、団体との2冠を狙う坂井が11-9で制するも、第2、第3ゲームは松島が勝利し、優勝に王手をかける。しかし第4ゲームは坂井が再び11-9で制して、ゲームカウント2-2で最終第5ゲームへ。第5ゲームも緊迫した展開が続くが、準決勝もフルゲームで制した松島が粘り強さを見せ、11-7で勝利。ゲームカウント3-2で坂井を下し、全中制覇を果たした。

また、全中シングルス優勝を果たしたことで、松島には9月に行われる世界選手権選考会への出場資格が与えられた。

男子シングルス決勝結果

写真:松島輝空/撮影:ラリーズ編集部

〇松島輝空(神奈川・星槎)3-2 坂井雄飛(愛知・愛工大名電)
9-11/11-4/11-7/9-11/11-7

全国中学校卓球大会とは?

「全中」と呼ばれることが多い全国中学校卓球大会は、大学生の全日学(インカレ)、高校生の高校総体(インターハイ)と並んで学生卓球の頂点を決める大会である。

試合は男女団体と男女シングルスの計4種目で行われる。団体は6人で、4シングルスと1ダブルスで重複ができないシステムとなっている。出場可能な選手は各ブロックの代表チームや選手に加え、開催地代表枠と、日本卓球協会の推薦枠が存在する。

写真:台のアルコール消毒を行う審判員/撮影:ラリーズ編集部

今大会もコロナ対策が施されている。試合以外でのマスクの着用や、検温・消毒についても選手や審判員が徹底している。

文:ラリーズ編集部

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