アフガニスタン女子代表チームがオーストラリアに避難 豪州政府やFIFProが尽力

 アフガニスタン女子代表の選手たちは、飛行機に乗ってオーストラリアに避難したようだ。

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 国際プロサッカー選手会(FIFPRO)によると、首都タリバンが乗っ取られて危機的状況に陥り、オーストラリア政府と協力してアフガニスタン女子代表の選手を避難させることに成功したと報告。FIFPROは声明で、「オーストラリア政府が多くの女性サッカー選手やアスリートをアフガニスタンから避難させてくれたことに感謝したい。彼女たちは危険な立場に置かれており、世界中の仲間を代表して、国際社会が助けてくれて感謝している」と述べた。

 2007年に創設されたアフガニスタン女子代表は、女性がスポーツをする事は反政治的行為とみなすイスラム原理主義者の活動拡大により、権利や安全が侵害される懸念が高まっていた。アフガニスタン政府崩壊後の報復を避けるために、オーストラリア政府や人権活動団体が尽力。手続きに携わった元アフガニスタン女子代表カリダ・ポパル氏は、「彼女たちが危機的な状況の中で、勇敢で強くアフガニスタン以外の国でよりよい生活を送れる事を願っている」と伝えた。

アフガニスタン女子サッカー代表チームがオーストラリアに避難 Photo Matthias Hangst

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