【ニトリレディス】単独首位発進の三ヶ島かな ロングパット成功の裏に〝一夜漬け〟

三ヶ島かな

国内女子ゴルフツアー「ニトリレディス」初日(26日、北海道・小樽CC=パー73)、ツアー未勝利の三ヶ島かな(25=ランテック)が7バーディー、2ボギーの5アンダー、68で回り単独首位発進した。

〝一夜漬け〟が奏功した。この日は8番で約18メートルのパットを沈めてバーディーを奪うなど勝負強さを発揮。だが、実は「今週、パットの調整がうまくいっていなくて。ギリギリまで昨日の夜、調整して、これでやってみるかというのがハマった感じですね」と振り返るように、自信満々で臨んだわけではないようだ。

そんな前夜は「まず目線が合っていないところから始まって、アドレス、細かい確認というか作業をしていました」。こうした微調整で課題をクリアし、好スタートにつなげた。

今大会はツアー屈指の難関コース。それでも昨年3位の三ヶ島は「自分に合っている感じ? ありますね。自分が持っているものでどこまでいけるのかというのがすごく好きで。気が抜けないホールばかりなんですが、気持ち的にリフレッシュというか、いい気持ちの持ち方で回れています」と話す。

単独首位とはいえ初日を終えたばかり。「まだまだ何が起こるか分からないので。油断しないように」と気を緩めるつもりはない。初優勝に向けて自らのプレーに集中する。

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