【新型コロナ】相模原市、12人に濃度不足のワクチン接種 特定できず

新型コロナウイルスワクチン

 相模原市は26日、同市緑区の相模原北メディカルセンター急病診療所で25日に実施した新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、12人に濃度が不足したワクチンを注射した可能性があると発表した。12人は特定できていない。健康への影響はないという。

 市によると、希釈済みのワクチン小瓶から注射器へ充填後、再度この小瓶に生理食塩水を入れ、二重に希釈したワクチンを12人に注射した可能性がある。

 この日、同会場で接種したのは計426人(1回目350人、2回目76人)。12人の特定は、1回目接種者は2回目接種後に、2回目接種者は2週間後に、抗体検査を行う。抗体が確認できない場合は再度接種を行うとしている。

 市は再発防止策として、希釈作業の手順やチェック体制を見直すとしている。

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