阪神・近本が“準サイクル安打”の大暴れ お立ち台のガンケルも「ハンパナイッテ!」

猛打賞の近本

阪神・近本広司外野手(26)が26日のDeNA戦(京セラドーム大阪)で5打数3安打1打点をマーク。負ければ首位陥落の可能性もあった一戦で打線をけん引し、チームを9―3の勝利に導いた。

初回の第1打席では、先制の先頭打者弾となる自己最多タイの9号ソロ。3回の第2打席で右翼への二塁打。7回の第4打席では中前打。三塁打が出れば前夜25日の同戦でDeNA・牧が達成したサイクル安打の再現となるところだったが、8回の最終打席は惜しくも一ゴロで凡退。「三塁打ってのは頭にありました。昨日も牧君がサイクルを達成していたので。けど、(最終)打席の中で、『あ~無理だな』と思ってました」とお立ち台で虎党たちの笑いを誘った。

安打数117はリーグ単独トップ。打率も3割1厘と大台に乗った。ともにお立ち台に上がった勝利投手のガンケルも「チカモト、ハンパナイッテ!」と日本語で称賛。頼れるリードオフマンの固め打ちに敬意と祝意を示した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社