【フィギュア】荒川静香さんアイスショー開催への思い「世の中が大変な時…安全に元気が届くように」

荒川静香(左)さんと安藤美姫

フィギュアスケートのアイスショー「フレンズ・オン・アイス」(27~29日、新横浜スケートセンター)が開幕前日に迫った26日、ショーを企画・プロデュースする2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香さん(39)が開催への思いを語った。

現在も新型コロナウイルスは感染拡大の真っただ中。荒川さんは「世の中の状況が大変な時ですが」と現状を踏まえた上で「少しでもショーが安全に、そして元気が届くようなものになるために、私たちは今、考えられる最善を尽くして開催する決定をしました。この3日間のショーでは安全に、そして楽しく過ごし切れればと思っています」と話した。

コロナ禍の昨年はほとんどのアイスショーや試合が中止。同ショーも安全策が講じられずに断念となったが、荒川さんは「少しずつ生活の中でどのようにしていくことがいいのか?が見つかってきた」と〝ウィズコロナ〟での開催を決断し、「ファンの方にスケートを生で近くで感じていただき、それが皆さんの活力になればいいなという願いで最善を尽くしてきました」と語った。

一方、北京五輪を半年後に控えた選手たちへは「これまでの五輪シーズンとは全く違った挑み方になると思います」とした上で「今の状況に利点を見つけて頑張ってほしい。プラスに物事をとらえる、そして切り替えることを頑張っていってほしいのが一番の願い」とエールを送った。

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